注文住宅の断熱材解説サイト

注文住宅では断熱材にもこだわろう!

断熱材注文住宅は間取りやデザイン、内装から各種の設備まで自分のこだわりを落とし込むことが出来ます。もちろん予算の枠内という限定はありますが、基本的に施主の希望や理想をこめることが許されるのが大きなメリットです。このように自分の理想をイメージするときには、見た目や憧ればかりに目が向きがちですが、完成して入居してからは生活の本拠になることを想定して家づくりに向き合うことが必須です。
入居してから重要性を痛感する要素で代表的なのが、住み心地のよさです。住み心地ばかりは実際に居住をしてみないと分からない部分が多く数値化するのも難しいといえます。とはいえ、この住み心地は住宅性能に左右されるのはたしかです。住宅性能には耐震性や省エネ性なども含みますが、快適な日常生活を実現する上で重要なのが断熱性といえます。高気密高断熱住宅などもありますが、この断熱性がどれほどの水準になるのかは、使用する断熱材がポイントになります。断熱材といっても複数の種類があり、それぞれに特徴があります。居住地域の気候やライフスタイル・予算などを踏まえてどの断熱材を採用するのかを決定する必要があります。建築資材で採用される断熱材は繊維系・天然素材系・発砲スチロール系に大別することができます。
繊維系には無機系と木質繊維系があり、グラスウールは無機系の代表格の断熱材です。グラスウールはガラスを溶解して繊維状に加工したものになります。木質繊維系では新聞紙を原料にしたセルロースファイバーが代表的です。これらの繊維系断熱材に共通するのは価格はリーズナブルであるものの、水分に弱いことです。材料のなかに水分を含むと断熱性能が劣化するので、防湿シートなどを仕上げ施工することが一般的です。
天然素材系では羊毛やコルクを使用したものを上げることが出来ます。健康意識や環境問題への関心から最近では色々な素材の天然素材の断熱材が登場しています。天然素材なだけあって、人体への影響も少なく抑えられています。天然素材だけに断熱性能の割にはコストがかかることもあるのは意識されるところです。
発砲プラスチック系は、プラスチック素材を発泡させているのが特徴です。プラスチック系断熱材は発泡プラスチックに代表されるように、耐水性に優れ耐久性にも優れています。このような素材の特徴があるので長期間使用が前提の住居でも多く採用されてきました。他の素材に比べると値段がはるのはたしかですが、長期的視点でコストを検討することが大事です。